みなさん、この本はご存知ですか?
『チーズはどこへ消えた?』
一見、ん?小説?と思いがちですが、
違うんです。。
この本、人生に迷った時、行き詰まった時に、自分を助けてくれるバイブルなのです。
(いきなり大きくでたけど、大丈夫か)
私がこの本を知ったきっかけは、
私のブログの師匠(勝手に師匠と呼んでいるだけで、弟子にした覚えはないと言われそう)
かの有名なヒトデさんが
ことあるごとに、「チーズなんだけど」と
この『チーズはどこへ消えた?』の話をするので
気になって気になってしょうがなくなり
Kindleで購入した、という経緯です。
もしこの記事を読んで
気になって気になってしょうがなくなったら
是非みなさんも読んでみてくださいね。
80ページと、とてつもなく読みやすい本になっています。
「面倒くさがり屋」という肩書きに甘えて、私は変化を恐れていただけ
この本の主なメッセージ
「環境は日々変わるのに、お前はどうして変わらないんだ?」
「一生周りが変わることを望んで、待ってるの?www」
常に安定を求めていた私。
まず初めに、私はこの本が与えるメッセージより
一段階前にいた。
私自身小さい頃から、変化より安定を好む性格だった。
それはどういうことか、分かりやすく言うと
大学の自由さよりも、小中学校の規則が多い方が楽。
なぜなら私は、決められた時間に登校し、規則を守り、決まった時間に終わる
それに順応できるタイプだったし
決まりを守るのが苦ではなかったから。
反対に、大学生のような
全部自由だが、全て自己責任
そんな大海の中にぽつんと落とされる方がストレスが溜まる性格だった。
それに伴い、変化も嫌いだった。
友人とも喧嘩せずに、安定した交友関係を築きたい。
恋人とも付き合ったり別れたり忙しいより、安定した関係になりたい。
バイトもあちこち色んな事をするのではなく、1つのバイトを長く続けたい。
のように、とにかく安定を選択して、ここまで生きてきた。
それはそれで悪くはないし、自分に合ってると思ってた。
だから、できるだけ荒波は立てず、極力大きな変化をしないように、人生を生きてきた。
変化の波にさらされていると、ストレスが多い
その理由を考えたことはなかったが、
この本に答えが書いてあった。
「変化の波は、ストレスが多い」
変化にストレスを感じるのは、私だけではなかったようだ。
人間多かれ少なかれ、変化にストレスを感じるものと知って
まず目から鱗だった。
私は、最もらしい理由を並べて
自分を傷つけないように
できるだけ変化を避けていた。
言い換えると、守り姿勢で逃げていただけだった。
「変化」とは、大小あれど、誰にとってもストレスを感じるものだった。
変化をどのように捉えるか、その答えがこの本に載っている
そんな私がこの本を読んで
「変化」を恐れず、心を入れ替えてみようと思った。
なんて単純なんだと思ったと思う。
私は最近悩みがあった。
具体的にはいえないけれど、
頭では理解しているのに、心がついていかなかった。
私の経験上、心がついていかない物事を無理に進めると
あまり良い結果は得られないことを知っていた。
だから、悩んでいた。
やっぱやーめた、とできるような問題ではないし、
しっかり向き合う必要があった。
けど、この気持ちをどのように解消すべきか
その方法を知らなかった。
誰かに聞いてもらったら楽になるか、
でも同じ立場の人じゃないと、わからない感情だし。
全く同じ立場の人なんて、きっといないし。
そんな時、この本を読み始めた。
読み始めた時は、この悩みを解消するために!なんて期待はなかった。
冒頭で話したように、ただ気になったから
読んでみようと思い、購入したものだった。
さっきも話したが、
80ページの本だったが
私の心を動かすのに、40ページも必要なかった。
あぁ、私はヘムだ。
これを読んだ人の多くが、そう思うのではないかと錯覚するほど
私は完全にヘムだった。
この本で、ヘムというと
失敗へと突き進む象徴を指すのだが
過去の栄光にすがり、「昔はこうだった」と変化するのを望まず
全ての結果は自分のせいではなく、周りの環境のせい
絶対に、何があっても、自分は変わらないという強い意志
私は、何より変化が嫌いだったから
私は、ヘムだった。
私は安定が好きなんじゃない、ただ楽を求めていただけ
私が安定を求めていたのは、楽だからだ。
現状維持をすれば、恐怖にさらされない。
小中学校のように、決められた校則の中で行動したら
自分で考えなくても良い。
バイトも同じ場所で続けたら、勝手もわかり、人間関係もわかり、
全部わかってるから、やりやすい。(もちろん続けることがすごいのもわかる)
そう、私は安定が好きなんじゃなくて
変化したくないから、安定にすがっていたんだ。
今ある悩みも、完全に自分と環境が変化することだった。
私は変化が嫌だから、
それを受け入れることができるか、
何度も自問自答しては、「私にはできないかもしれない」と答えを出していた。
私はもう大人だから、変化しなくても良いと、錯覚していたようだ。
そんな根本の考えを変えてくれたのが、この本。
時間が進む限り、環境は変化する
それに従い自分も変化し、時代を生きていく
『変化、ばんざい!』
52ページで、ホーが言うセリフだ。
喜びだけではない感情が、いやそれ以上の辛さを回想しながら言う一言。
私も、その一言を言いたい
その感情を感じたい
と思った。
私は変化する時が来たようだ。
そう考えると、ずっと心の隅にあった気持ちが
ストンと落ちた気がした。
私は、2023年
変化したいと思った。
ちなみに、
この本の韓国語の題名はこうだ。
누가 내 치즈를 옮겼을까?
是非韓国語でも読んで、表現の違いを読み比べたいと思う。
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